スマートデバイスエコシステムで解決が求められる課題とは?
様々なモノ同士が繋がる現在では、製品が基本的な性能検証に合格しても、他社製品との互換性を確保するのは困難です。例えば…
なぜ互換性検証が必要なのか?
上記のような光景はスマートデバイスの利用が広がるにつれ一般的になることでしょう。こうした不具合はユーザーエクスペリエンスの悪化や製品ブランドの評判を傷つけることになりかねません。このため、一般販売の前に様々な製品と互換性を確認することは重要です。アリオンの接続互換性検証では、市場にリリースされる前の段階で他社の製品(ソフトウェア/ハードウェア)と相互運用性が確保できているかしっかり確認します。
アリオンの強み
アリオンの接続互換性検証
検証サービス範囲
その他のサービス
1. テストレポート発行
試験終了後に結果を記載したテストレポートを発行します。これは製品が検証済みであることを証明します。
2. デバッグサポート
問題原因の特定に向け、通信プロトコルと信号の解析を実施しています。
3. 回帰試験
ファームウェアやソフトウェアのアップデートでプログラムの一部を変更したことで、ほかの箇所に不具合が出ているか確認をお手伝いします。
グローバル対応のIoTデバイスデータベース
アリオンは、スマートフォンやアクセスポイントなど、さまざまなスマートデバイスを登録したデバイスデータベースを構築しています。アリオンではグローバル市場の動向を伺いながら定期的に最新製品を購入しており、ローカルかつタイムリーな検証体制を確立しています。保有デバイス数は10,000以上です。各地域で最も人気のあるブランド端末を多数保有しておりますので、お客様のターゲット市場に応じた検証試験を提供しています。
事例紹介
1. Bluetoothの相互運用性問題
Bluetoothデバイスでは、無線接続に関する問題が70%前後を占めていることが分かりました。また、問題全体のうち約40%の市場シェアを持つメーカー製のSoCを使ったデバイスがよく問題が起こしていることが判明しています。
2. 機能性問題
事例1:デバイス名が正しく表示されない
これは最初のペアリングで発生する可能性が高い問題です。デバイス名が正しく表示されないため、ペアリングの失敗を引き起こし、ユーザー満足度が低下してしまうことがあります。
事例2:ペアリング後の断線
認証取得済みの製品でもBluetooth間の接続性問題は発生することが判明してます。特に、特定のSoCに対し接続できない問題が見られる傾向にあり、これは各メーカーにとって改善ポイントとなっています。