【ニュース】アリオン、Thunderbolt™ 5 Host認証プログラムの試験機関として認定

 第三者認証試験、品質検証、およびコンサルティングの総合的な検証ソリューションを提供するアリオン株式会社(東京都 品川区、代表取締役社長:中山英明、以下「アリオン」)のグループ本社であるAllion Labs, Inc.(本社:台湾、CEO : Summer Chien、以下「Allion Labs」)が、11月9日にインテル社よりThunderbolt™ 5 Host認証プログラムの試験機関として認定されたことをお知らせいたします。これに伴い、表題の試験に対する認証試験及び技術コンサルティング等の総合的な第三者検証サービスの提供を開始致します。

 インテル社は9月12日に次世代のThunderbolt™テクノロジーとなる「Thunderbolt™ 5」を正式発表しました。Thunderbolt™ 5は、前世代のThunderbolt™ 4に比べて帯域幅が40Gbpsから80Gbpsに拡大、またBandwidth Boostにより最大120Gbpsをサポートします。さらにUSB4 Version 2.0、DisplayPort 2.1、PCI Express Gen 4をはじめとする業界標準規格に基づいて設計されており、完全互換性を確保しています。

図1:USB仕様とThunderbolt™ 3~5の帯域幅の転送速度を比較(出典:インテル社)

Thunderbolt™ 5について

図2: Thunderbolt™ 4との比較(出典:インテル社)

 総帯域幅の拡大に加え、ほかの特徴をまとめました。

1. ユーザーの帯域幅向上への要望を満たすため、Bandwidth Boostにより3組の送信ラインと1組の受信ライン(3TX + 1RX)を可能にし、従来の対称プロトコルである2組の送信ラインと2組の受信ライン(2TX + 2RX)の制限を解消

2. 標準で80Gbps、Bandwidth Boostにより最大120Gbpsで送信可能

3. DisplayPort 2.1伝送に対応し、映像の帯域幅を大幅に向上

4. Thunderbolt™ 4、Thunderbolt™ 3、USB4 Version 2.0、USB 3.X、USB 2.0との完全互換性を確保

5. PCI Expressデータ・スループットは従来の32Gb/sから2倍の64Gb/sを実現

6. DisplayPortのビデオストリームは従来の4K@60Hz×2画面から4K@144Hz×3画面に拡大

Thunderbolt™ 5 Host認証プログラムについて

 Thunderbolt™ 5はThunderbolt™ 3および4と互換性があるため、Thunderbolt™ 5 Host認証プログラムにはThunderbolt™ 5だけでなくThunderbolt™ 4およびその他の関連試験を実施することが必須です。Thunderbolt™ 5 Host認証試験項目は以下の図3のとおりです。

図3: Thunderbolt™ 5 Host認証試験項目

 膨大かつ複雑なThunderbolt™ 5認証試験内容と、帯域幅の拡大がもたらすより厳しい試験環境の要求に対応するよう、アリオンは2021年以来、次世帯仕様に向けた新たなテスト設備と環境の導入を進めており、この度インテル社との緊密なコラボレーションを通じ、Pilot Runテストを完了し、正式にThunderbolt™ 5 Host認証試験機関の資格を取得しました。

 アリオンでは、Thunderbolt™ 5 Host認証のほか、Thunderbolt™ 4 Host & Deviceの認証機関としてThunderbolt™規格に対応した製品に関しても認証試験から規格導入に必要となる技術コンサルティングまで、お客様の製品開発を支援いたします。

 Thunderbolt™認証についてご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

 アリオン株式会社 お問い合わせ窓口:https://www.allion.co.jp/form/thunderbolt/

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