【お知らせ】USB-IF、USB4 80Gbpsパッシブケーブル認証試験を開始

USB-IFの発表により、USB4 80Gbps(Gen4)パッシブケーブルの認証試験が可能となりました。USB Type-C仕様では、USB4 80Gbps(Gen4)パッシブケーブルとUSB4 40Gbps(Gen3)パッシブケーブルは電気的に同等となっています(Table 3-1 Notes 3参照)。これまでにUSB4 40Gbps認証試験を受けたパッシブケーブルは、USB-IFのQualification by Similarity(QbS)プログラムを通じて合格すれば、同じくUSB4 80Gbpsパッシブケーブルのロゴ認証を取得することができます。一方、USB Type-Cパッシブケーブル用の新しいUSB4 80Gbpsパッシブケーブルの認証を取得したい場合、Test Group B-8の要求仕様はUSB4 40Gbpsと同様であり、変更はありません。今回発表された内容のポイントをまとめました。

QbS認証の申請でも、USB4 80Gbps認証を新規取得する場合でも、いずれも以下のUSB Power Deliveryのパラメータを更新する必要があります。

1. Cert Stat VDOは新しいXIDが必要

2. パッシブケーブル VDOはB2…0は100b(USB4 Gen4)に設定

3. EPRがサポートされている場合、10b(5A)B65必須

4. EPRがサポートされている場合、B10…9は11b(50V)が必須

5. EPRがサポートされている場合、B171b必須

USB-IFのガイドによると、USB認証試験を実施する前にロゴの表示が必須となっています。ベンダはUSB-C to USB-Cケーブルに適切なデータレート(本記事のケーブルの場合は80Gbps)とパワー(60Wまたは240W)を示すロゴを表示しなければなりません。USB-IF認定の試験機関は、USB-IFに試験結果を提出する前に適切なロゴが表示されているかどうかを確認することが要求されています。適切なロゴがなければ、そのケーブルはUSB認証試験で不合格と判定されます。

USB-IFは、ケーブル認証に関連するロゴおよびマーケティングネームの命名規則を発表しましたので、以下のリンクからご確認いただけます。

  • USB Type-C® Cable Logo Usage Guidelines:

https://www.usb.org/sites/default/files/usb-if_usb_type-c_cable_logo_usage_guidelines_final_20230818.pdf

  • USB-IF Integrators List Marketing Name Guidance:

https://www.usb.org/sites/default/files/usb-if_integrators_list_marketing_name_guidance_january_2023.pdf

アリオンは、より速く、よりスムーズに、より良いサービスをお客様に提供することに尽力しています。USB-IF の信頼できるパートナーとして、アリオンはフル機能 のUSB4®、USB3.2、USB2.0、USB Type-C®、USB 標準デバイスのテストおよび認証サービスを提供することがUSB-IFから認められています。さらに、USB4 ゴールデン プラグやその他の優れたテスト フィクスチャも提供しています。

当社は、膨大なデータベースに支えられた多大なリソース投資を通じて、包括的なテスト環境を確立しました。これにより、御客様のシームレスな製品統合と完全なコンプライアンスに対する取り組みを支援いたします。

USB認証試験についてご興味をお持ちの方は、アリオンのお問い合わせフォームお気軽にお問い合わせください。

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※ USB4™、USB Type-C® and USB-C® are registered trademarks of USB Implementers Forum.
※ New Certified USB Logo Program unifies consumer branding for solutions based upon the USB4™, USB Type-C®, and USB Power Delivery Specifications

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