【速報】アリオン、USB-IF IEC 62680規格適合性プログラムに関する試験サービスの提供を開始
認証試験、品質検証、およびコンサルティングの総合的な第三者検証ソリューションを提供するアリオン株式会社(東京都 品川区、代表取締役社長:中山英明、以下「アリオン」)は、このたび、USB-IFが発表したIEC 62680規格適合性プログラムに関する試験サービスの提供を開始することをお知らせいたします。このプログラムはお客様の製品がEU指令2022/2380に準拠していることを示すサポートとなるものです。
この指令は、ノートPC以外の機器については2024年12月28日から、ノートPCについては2026年4月28日から発効されます。対象製品としては、すべてのポータブル電子機器にUSB Type-C充電インターフェースの使用が義務付けられ、新たに確立された必須要件に準拠する必要があります。これには、EN IEC 62680規格が含まれます。一方、ノートPCの必須要件は、適用時期のみ例外が設定され、USB Type-C®レセプタクル、ケーブルとコネクタ(EUではキャプティブケーブルは許可されません)および15W以上の電力を持つ機器のUSB PD(Power Delivery)充電プロトコルの統合を含め、自社製品が必須要件に準拠していることを証明する必要があります。
※注:外部電源(EPS・充電器)に関しては、現在のところ充電器そのものは指令の対象ではありません
USB-IFはこの指令に応えるため、新たな認証プログラム「USB-IF Conformity to IEC 62680 (USB) Specifications」を発表しました。このプログラムは、OEMおよびODMメーカーが自社製品に対し充電器指令の基本要件に準拠していることを実証できるように支援するよう設計されています。
アリオンは、USB-IF認定の長期にわたるパートナーとして、お客様が最新規格に対応できるよう、必要となる試験や技術導入の支援を行います。市場と業界からのニーズを見越し、関連するサポート体制を整えています。
USBコンプライアンス・テスト仕様は、IEC 62680を検証する唯一の規格であり、USB-IFが所有しています。認定されていないラボがこの仕様をIEC 62680テストに使用し、レポートを提供する場合、著作権侵害のリスクが生じます。そのため、自社製品が最新の規制要件に適合していることを保証するには、USB-IF認定の試験機関による正式な試験を受けることを推奨します。
なお、10月4日にUSB関連のウェビナーを開催する予定です。内容が確定次第、改めてご案内いたします。アリオンは、今後予想される規制の変更にスムーズに対応できるよう、最新情報の提供や専門的なサービスの支援を引き続き行ってまいります。
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