【要約版】 Large capacity Compatible ink cartridge Usability test Summary Report (*pdf, 348KB) 【詳細版】 Large capacity Compatible ink cartridge Usability test (*pdf, 609KB) これまで、当社では2006年より国内市場で販売されているインク カートリッジの純正品とサードパーティ品との各種印刷比較試験を実施してきました。その試験の中で、社内にて使用した互換インクカートリッジにおいて、取 扱説明書に従って取り付けたにも関わらず、インク漏れが発生したことがありました。このようなインク漏れは、たまたま起きたものなのか、一般的に起きるも のなのか、市場の製品評価として興味深く思っていました。 昨今では、大容量タイプの互換インクカートリッジも発売されており、その「インク量の多さ」と「低価格である」ことを最大のユーザーメリットとして国内市場に展開されています。また、その品質の面でも高い信頼性を保っているということも同様にアピールされています。 そこで今回は少し視点を変え、ユーザーが大容量タイプの互換インクカートリッジを購入・取り付けを行った場合を想定し、国内市場で販売されている大容量互 換インクカートリッジが、純正品と同等の製品信頼性を保っているのか、プリンタを使用したことのある100人の一般ユーザーを集めて、実際に純正品と大容 量タイプの互換インクカートリッジをプリンタに装着していただき、インクカートリッジの実力を確認するユーザビリティ試験を実施しました。 純正品と各社互換インクカートリッジを使用して、プリンタにインクカートリッジを取り付けるユーザビリティ試験を行った結果、各社互換インクカートリッジ をプリンタに取り付ける場合、程度は様々ですが、10%~30%程度の割合で、インク出口からインクが漏れ出し、手や机を汚してしまう時があることがわか りました。
公開レポート
2011 Japan Compatible ink cartridge Benchmark Test Report.pdf(*pdf, 1,195KB) この度、2011年8月に引き続き、2011年に新しく国内市場で 販売されたインクジェットプリンタ用BCI-326/325PGBK対応の互換インクカートリッジと純正インクカートリッジにおいて、2種類の印刷比較試 験(印刷可能枚数試験/放置加速試験)を実施しました。 本試験は当社が2007年以降継続的に実施しているものですが、今回は、今年発売されたばかりの新しいインクカートリッジに対して試験を実施しました。 印刷比較試験の結果、互換インクカートリッジを継続的に使用した場合、純正品と比較して明らかな信頼性の差が見つかりました。 詳細は、下記の試験結果レポート(PDFファイル)をご覧ください。 アリオンは、今後もこのようなベンチマークテストを通じて、ユーザーが製品を購入する際の適切な意思決定のお役に立てるよう、公平かつ専門的なテスト結果を提供してまいります。
Allion_InkJetPrinter_BenchmarkTestReport.pdf (*pdf, 1.67MB) 当社は2008年と2009年に、キヤノン社製インクジェットプリンタの純正インクと互換インクにおける印刷可能枚数試験・放置加速試験を行ってまいりました。 今回はBCI-321/320対応の2010年度互換インクカートリッジにターゲットを置き、純 正インクカートリッジとの2種類の比較試験(印刷可能枚数試験・放置加速試験)を実施し、各社互換インクカートリッジが、純正インクカートリッジと同等の 信頼性が確保されているかどうかを確認しました。 2009年にも同様の試験を行いましたが、今年に入り高品質やコストパフォーマンスを売りにして いる互換インクが増えてきたのと、インクカートリッジ装着ランプの点灯しない互換インクが市場に出回ってきており、品質・性能に何らかの影響を及ぼすかも 検証してみました。 純正インクカートリッジと互換インクカートリッジを使用して印刷比較試験を行った結果、互換インクカートリッジを継続的に使用した場合、純正品と比較して 明らかな信頼性の差が見つかりました。インクカートリッジ装着ランプの点灯しない互換インクを使用すると、インクカートリッジの認識率が落ちる不具合も発 見され、ユーザービリティの上での問題点が確認されました。
Allion InkJetPrinter Benchmark Test Report (*pdf, 1,204KB) これまで当社はキヤノン社、エプソン社のインクジェットプリンタ用互換インクカートリッジ及び、詰め替えインクボトルの純正品との各種比較試験を行ってまいりました。 今回、国内で広く流通され始めたブラザー社の互換インクカートリッジ及び、詰め替えインクボトル (以下、総称して「互換インク」)にターゲットを置き、現行モデルであるLC11系純正インクカートリッジと、2種類の比較試験(印刷可能枚数試験・放置 加速試験)を実施し、高品質を謳う互換インクの信頼性が確保されているかどうか、更には互換インクが主眼を置くコストメリットを、ユーザーが享受できるのかを検証しました。 当社にて行った印刷可能枚数試験と放置加速試験の結果、互換インクを使用して継続的に印刷を行った場合、これまでの互換インクと同様に、純正インクカートリッジの使用では発生しない印刷物への影響、プリンタ本体に与える不具合等が確認され、純正品と 比較して明らかな信頼性の差が見つかりました。
Japan Compatible Ink Print Benchmark Test Report.pdf (*pdf, 5,470KB) 前回、当社にて2007年に国内市場で販売されたインクジェットプリンタ用互換インクに関する、純正品とサードパーティ品との印刷耐久試験を実施しました。 今回は、2008年に国内市場で販売されたインクジェットプリンタに対応した、2009年互換イ ンクカートリッジにターゲットを置き、純正インクカートリッジと2種類の比較試験(印刷可能枚数試験/放置加速試験)を実施し、各社互換インクカートリッ ジが純正インクカートリッジと同等の信頼性が確保されているかどうか、また、信頼性の有無から、互換インクカートリッジメーカーが謳うコストメリットを、 ユーザーが享受できるのかどうかを確認しました。 純正インクカートリッジと互換インクカートリッジを使用して印刷比較試験を行った結果、互換インクカートリッジを継続的に使用した場合、純正品と比較して明らかな信頼性の差が見つかりました。
Compatible Ink Cartrige Print BenchmarkTest Report (*pdf, 7,665KB) 前回、当社にてインクジェットプリンタ用再生インクに関する、純正品とサードパーティ品との印刷耐久試験を実施しました。 今回は国内市場で販売されている互換インクカートリッジにターゲットを置き、純正インクカートリッジと3種類の比較試験(印刷耐久試験/印刷可能枚数試験 /放置加速試験)を実施し、各社互換インクカートリッジが純正インクカートリッジと同等の信頼性が確保されているかどうか、また、信頼性の有無から、互換 インクカートリッジメーカーが謳うコストメリットを、ユーザーが享受できるのかどうかを確認しました。 純正インクカートリッジと互換インクカートリッジを使用して印刷比較試験を行った結果、互換インクカートリッジを継続的に使用した場合、純正品と比較して明らかな信頼性の差が見つかりました。
NotebookPC_Battery_BenchmarkTest_Report (*pdf, 277KB) 近年ノートブック型コンピュータを取り巻く環境は変化し、長時間駆 動が可能なモデルが多く登場してきています。これはバッテリーの進化と言うよりもノートブック型コンピュータの省電力化が進んでいるというところが非常に 大きいと考えられます。 また、無線LANを始めとする無線通信環境の普及により、ケーブルレス環境での駆動時間というのはユーザーによって非常に重要な点であると考えています。 今回はユーザーが会社でノートブック型コンピュータを使用するケースを想定し、米国市場にて販売されているメジャー3企業の、DELL社、HP社、Lenovo社のビジネス向けノートブック型コンピュータのバッテリー駆動時間の比較を実施しました。
Recycled Ink Cartridge Print Durability Test (*pdf, 3,111KB) 前回、当社にてインクジェットプリンタ用再生インクに関する、純正品とサードパーティ品との3種混合ガスによる加速試験を行いました。 純正品と再生インクカートリッジとのベンチマーク試験の第2弾として、今回はインクジェットプリ ンタで印刷した印刷物の保存性以外の観点として印刷耐久性に着目しました。ユーザーが長期間使用し続けた場合を想定した印刷耐久試験を実施し、再生インク カートリッジが純正インクカートリッジと同等の信頼性が確保されているかどうかの確認を行いました。 純正インクカートリッジと再生インクカートリッジを使用して印刷耐久試験を行った結果、再生インクカートリッジを使用して継続的に印刷を行った場合、純正品と比較して明らかな信頼性の差が見つかりました。
Epson Inkjet Printer Indoor Ozone Fastness Test Report (*pdf, 348KB) これまで当社では、日本を代表するプリンタメーカであるCanon社、EPSON社の2メーカにて3種混合ガスによる耐ガス性試験を行ってまいりました。 一方、ユーザが比較しやすいように、現在業界団体である電子情報技術産業協会(以降、JEITAと記す)が、「デジタルカラー写真プリント画像保存性試験 方法」(CP-3901)の標準化を進めており、その中にオゾンガスを用いた屋内耐オゾン性試験が規定されています。この方法は、一般家庭で写真画像をガ ラス額縁等の覆いのない状態で長期保存した場合のオゾンガスによる時間経過に伴う画像劣化を想定しています。また、EPSON社製プリンタにおいては、 EPSON社独自の方法にてオゾンガスのみを用いた耐ガス性試験が行われています。 当社では、こういった業界の動向を見据え、EPSON社が独自に行ってきた耐オゾン性試験結果の検証を行うとともに、これまで実施してきた純正インクとサードパーティ製インクとの比較を含めた形でのJEITA CP-3901準拠の耐オゾン性試験を行いました。 当社にて行ったJEITA CP-3901準拠の耐オゾン性試験の結果、純正インクで印刷した写真画像は3年相当の加速試験後においても寿命に至っていないのに対し、サードパーティ 製インクで印刷した写真画像は、加速試験による時間経過と共に劣化が進むことを確認しました。また、写真画像と同時に試験を行ったJEITA CP-3901記載の寿命判定チャートにおいて、試験前と試験後で測色を行い、その色濃度を集計し本規格に基づく方法にて寿命年数を求めたところ、一般 ユーザが写真画像の劣化の度合いを目視にて確認した場合に鑑賞用として不適切であると判断する年数(加速試験上の相当年数)と、ほぼ一致していることがわ かりました。
Recycled Ink Cartridge Gas Resistance Test Report (*pdf, 304KB) 前回、当社にてインクジェットプリンタ用詰め替えインクに関する、純正品とサードパーティ品との3種混合ガスによる加速試験を行いました。 一般ユーザに理解され、商品の特徴を明確にする評価サービスを第三者として提供していくという当 社の方針から、今回詰め替えインクと並び一般ユーザに使用されている再生インクに着目しました。インクジェットプリンタ用の再生インクに関する3種混合ガ ス試験(耐ガス性比較試験)を行った結果、再生インクは前回試験を行った詰め替えインク同様、純正品に比べて値段が安い反面、写真を長期保存する用途で は、変色の度合いに大きな差があることがわかりました。