ALLION AJSC-1 IT製品の試験および技術コンサルタント業務を提供するアリオン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:中山英明 以下「アリオン」)は、HDMIコンプライアンス試験(1.4b/2.0)を実施する際の効率化を実現できる多機能SCDC/EDIDコントローラ「ALLION AJSC-1」を、2016年3月25日より一般販売を開始します。

 アリオンが独自で開発した本製品は、HDMIにおけるEDID・SCDCをコントロール・エミュレート可能なツールです。EDIDのエミュレートに加え、SCDCのレジスタをコントロール・エミュレートができますので、HDMI2.0a/1.4bの電気試験全般でDDC/I2C Analyzerとして活用することができます。Masterモード、Slaveモードの2タイプの制御モードを搭載しており、HDMIのSink機器とSource機器の両方に対応しています。製品本体はUSBバスパワーで動作するため、PCやオシロスコープに接続すればすぐに使用できます。Tera Termなどの通信ソフトウェア上でコマンドにより制御可能であり、コマンドの一部を自動化したWindows 用GUIソフトウェアも併せてご用意しています。

 

◆ ALLION AJSC-1 製品機能

・2タイプの制御モード(Sink, Source)を搭載し、両方の機器にフレキシブル対応

Sink機器の試験時は擬似SourceとしてEDID/SCDCをエミュレートし、Source機器の試験時には擬似Sinkとして任意のEDID/SCDCのデータにアクセスできます。+5V Power・HDPの入出力もモードによって自動的に切り替わります。HPD・+5V Powerの制御機能も搭載。
sink source

 

◆ ALLION AJSC-1 特徴

・EDID/SCDC読み書き用ソフトウェアを同梱。

softwareパラメータを自由に、簡単に書き換え可能HPDや+5V Power、スクランブルの状態がひと目でわかるソフトウェアを同梱。ワンクリックでスクランブルを有効化できるほか、PC上のEDIDファイル(バイナリファイル等)をエミュレートさせることができます。

 

・さまざまなEDIDのプリセットを搭載

DVI用から6G対応EDIDまで、様々なEDIDのプリセットを内部に搭載。Source DUTに対して測定したいビデオフォーマットの出力を容易にします。シリアル通信による様々なコマンドを用意しているため独自のテスト環境に組み込むことが可能です。
 

・軽量でコンパクト、USBバスパワー駆動で取り扱いが簡単

fixtureUSBケーブルでPCやオシロスコープに接続し、動作モードを選択すればすぐに使用可能。煩わしい初期設定は不要です。外部に5V電源を用意する必要はありません。

寸法: W 82mm H 29mm D 81mm(本体ケースのみ、突起物を除く)
重量: 120g (AJSC-1本体のみ)

 

 

 

SCDCコントローラの詳細につきましては、当社営業部までお気軽にお問い合わせください。

 

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