【ニュース】LGゲーミングモニター、世界初のVESA AdaptiveSync認証をアリオンで取得

 第三者認証試験、品質検証、およびコンサルティングの総合的な第三者検証ソリューションを提供するアリオン株式会社(東京都 品川区、代表取締役社長:中山英明、以下「アリオン」)のグループ本社であるAllion Labs Inc.(本社:台湾・台北市、CEO:Summer Chien)は2022年5月17日、LGエレクトロニクス社(本社:韓国、代表取締役:李 栄彩、以下「LG」)のLG UltraGear™ゲーミングモニター(モデル:27GP950および27GP850)を対象に、VESA AdaptiveSync認証を取得したことをお知らせいたします。これはAdaptiveSync認証試験の認定機関として世界初の実績となります。

 図1:LG UltraGear™ゲーミングモニター「27GP950」(左)および「27GP850」(右)のイメージ(提供元:LG)

 映像関連の標準化団体であるVideo Electronics Standards Association(以下「VESA」)は今年、Adaptive-Sync認証プログラムを開始しました。このプログラムにはMediaSyncおよびAdaptiveSyncという2つの仕様が定義されています。MediaSync仕様では、可変リフレッシュレートテストを実施することは不要で、最小リフレッシュレートは48〜60 Hzとなります。一方、AdaptiveSync仕様では、可変リフレッシュレートテストを実施することは必須で、保証される高可変リフレッシュレートは60〜144 Hzとなります。これによりユーザーはより快適なゲーム体験を楽しめます。

 図2:VESA Certified AdaptiveSync DisplayロゴとMediaSync Displayロゴ(提供元:VESA)

 VESA Certified AdaptiveSync Displayロゴは、より高いリフレッシュレートと低遅延パネル性能に重点を置いたゲーミングモニター向けに開発されたものです。このロゴには、AdaptiveSync方式で製造元の工場出荷時デフォルト設定でネイティブ解像度をテストした際に達成可能な最大のビデオフレームレートを示す値が含まれています。ロゴの値は、144、165、240、および360が含まれます。

 VESA Certified MediaSync Displayロゴについては、ジッターフリーのメディア再生に重点を置き、すべての国際放送ビデオフォーマットをサポートするディスプレイのために開発されています。このロゴは、フレームレートの上昇ではなく、ジッターとフリッカーがないことに焦点を当てた認証のため、性能のランク付けはありません。

 VESAの長期的なパートナーとして、アリオンはAdaptiveSync仕様の策定推進に取り組んでおり、お客様の製品がテスト仕様と互換性要件を満たしていることを確認するために、お客様に最新認証情報とテストサービスを提供しております。

 VESA AdaptiveSync認証についてご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

 アリオン株式会社 お問い合わせ窓口:service@allion.co.jp

■ LGエレクトロニクスについて

LGエレクトロニクスは、家電をはじめとするテクノロジーのグローバルイノベーターとして、世界中に事業拠点を持ち、約75,000人以上の従業員を擁しています。2020年の世界売上高は約560億ドルで、「ホーム・アプライアンス&エア・ソリューション」、「ホーム・エンターテインメント」、「ビークルコンポーネント・ソリューションズ」、「ビジネス・ソリューションズ」の4事業を展開。テレビ、生活家電、エアコン、モニター、サービスロボット、車載用機器などを製造する世界有数の総合家電ブランドです。

■ アリオン株式会社概要

アリオンは創業以来、IT/家電製品を始めとした認証・検証を事業の柱としています。DisplayPortのほか, HDMI, HDR10+、UHDA、DisplayHDR, IMAX Enhanced Programといった映像規格のプロフェッショナルが在籍しています。最新の技術動向に追随しながら、業界最高レベルの品質向上・開発支援サービスを提供しています。

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