【開催報告】SGS-ALLION 協業発表記念講演・パーティ 実施のご報告

2019年7月30日、アリオン ジャパン株式会社 とSGSジャパン株式会社(本社スイス ジュネーブ)は共同で、コネクテッドカー検証の課題とリスクについて業界関係者を多数招待して「SGS-ALLION 協業発表記念講演・パーティ」を開催いたしました。

当日は、全国から主要な自動車メーカー、部品サプライヤーなどIoV分野のエキスパート、100名を超える方々に参加していただき、大変盛況となりました。

▲写真1:当日講演の様子

今回の講演では、SGSグループのCEOであるFrankie Ng氏とAllionのCEOであるSummer Chien氏も登壇し、グローバルおよび国内で両社のパートナーシップが見据える将来像について、総合的かつ革新的なコネクテッドカー検証のワンストップサービスを日本市場に向けに展開すると発表しました。

5G, IoT, AI やビッグデータなど技術革新が迫るいま、自動車の外部・内部通信を完全検証できる機関は限られているのが現状です。今回の協業により、自動車、エレクトロニクス、通信、信頼性試験の各分野でお互いが有する検証領域における強みとAIoT検証ソリューションを組み合わせ、次世代のコネクティッドカー検証に向けたサービスをグローバル市場に拡大してまいります。

▲写真2:SGS Allion Automotive Communications会長兼Allion Labs CEOであるSummer Chien(写真右)とSGSグループのCEOであるFrankie Ng氏(写真左)

Allion LabsのCEO兼SGS Allion Automotive Communicationsの会長であるSummer Chienは「自動車の検証および自動車関連のデバイスに対する潜在的なニーズが世界中で高まっている。アリオンは過去30年に及ぶデジタライゼーションの過渡期において各大手IT・CE企業に対して検証サービスを提供してきた経験から、IT検証業界のリーダーとしてこれから自動車産業が直面するであろう『次世代のコネクティッドカーエコシステム』実現に際しては安全性の確認だけではなく、互換性、信頼性など様々な機能・シナリオ検証も行う必要があります。」と語りました。また「本日、SGSとの戦略的パートナーシップの第一歩を日本でも踏み出したことを大変嬉しく思います。次世代のコネクティッドカーマーケットを見据え、両社の強みを活かすことで、グローバルでの企業価値、ブランド価値の向上に取り組んでまいります。」と述べました。

SGSグループのCEOであるFrankie Ng氏は「SGSとアリオンはテスト市場について共通のビジョンを持っています。今年から、世界各地での提携だけでなく、中国・上海でSGS Allion Automotive Communicationsの設立は、双方にとってグローバルな戦略パートナーシップの重要なマイルストーンだと考えます。アリオンと連携させるノウハウを蓄積してきているので、他社にはない価値をお客さまに提供できる自信はあります。」と語りました。

また、発表記念講演も同時開催されました。午前中は「CASE」のトレンドに潜むリスクについて、同社の社長である中山英明と、経営戦略室室長である髙橋俊輔が、開発者やメーカーが直面している課題とリスクを徹底解説し、それぞれ車載有線&無線ネットワーキングやセキュリティ、センシング技術及びディスプレイなどを含む「アリオンコネクテッドカー検証ソリューション」の概要を説明しました。午後はSGSより業界の注目を集めるV2Xや、5G、機能安全などの市場動向、最新規格及び検証のポイントをシェアしました。

会場ではGNSSシュミレーション ツール、USB Type-C&PDの検証環境、米国V2X/DSRC関連のデモも披露し来場者のみなさまから様々な質問や興味を示していただきました。セミナー後は、出席者の多くが参加して懇親会が開催されました。SGS日本社長鈴木信治による乾杯のご発声の後、出席者は関係者と深い情報交換し、盛況のうちに終了いたしました。

アリオンとSGSは今後、協業関係を強化し一貫した車載検証サービスを発展させ、お客様にとっての利便性を高めIoV分野における両社の持つノウハウ・リソースを最大限活用し、CASE時代における競争力ある検証サービスを提供することで、充実したコネクティッドカー検証に貢献して参ります。

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