Tag Archives: USB Type-C

ドッキングステーションのアップグレードと進化、どのような規格を選択するべきか
ドッキングステーションのアップグレードと進化、どのような規格を選択するべきか

Allion Labs / Ralph Liao   現在電子製品は急速に発展しており、人はより軽くてより持ち運びやすいことを求めています。会社への通勤から在宅勤務に移り変わっていき、デザインの面でも様々なことを考慮し取捨選択しつつあります。ノートパソコンやMacBook、タブレット型のパソコンにおいて、まず有線ネットワークポートが取り外され、SDカードリーダーも徐々になくなってきています。他のドッキングステーションもUSB Type-C DP ALTモードとThunderboltに変わってきたため、表示に関連する以前のドッキングステーションも削除されました。そのほかにもUSB PD 3.1の電力供給の進化による240Wの高電力充電での影響で現在の新型のノートパソコンにはUSB Type-Cドッキングステーションが2つしか残っていません。 しかし、多くの電子製品はUSBポートを使用しているので使用するにはポート数が十分ではありません。USBメモリ、携帯電話、マルチモニターやその他の電子製品を使用する場合や、もし充電がUSBポートを使用していたりするとUSBポートがすぐに足りなくなることでしょう。そのためユーザーは接続数を増やすためにドッキングステーションを使用する必要性が生まれます。   [...]

マーケットで最も使用頻度が高い変換アダプター(USB Type-C→HDMIなど)にはどのような問題があるのだろうか

Allion Labs/Ralph Liao USB Type-CをHDMIに変換することについて 数十年にわたる時代の進歩とともに私たちの電子製品も USB Type-A コネクタからUSB TYpe-C コネクタに進化してきました。携帯電話、コンピューター、タブレットなどのポータブルデバイスは徐々に USB Type-Cのインターフェースを利用してきましたが、その名前の通り、ポータブルデバイスというものは持ち運びに特化しているため視聴用の大画面は装備されていません。YouTubeや自分で撮影した動画、Netflix、Disney+などを日頃ゆっくりソファに座って見たいユーザーからするとあまり適してはいません。そして市販のテレビは通常DisplayPortを持たないためUSB Type-CをHDMIに変換するアダプターはユーザーが最も必要としている機器の一つでもあり、携帯電話などの小型スクリーンを大型のテレビに映して鑑賞するのに非常に便利です。 HDMIは我々の家庭用テレビやパソコンディスプレイに最も普及しているインタフェースのひとつであり、テレビでは約2-4組のHDMIコネクタを搭載していることが多く、パソコンでは約1-2組のHDMIコネクタを搭載しています。USB [...]

規格や速度が多種多様で、絶対に軽視してはならないUSB Type-Cケーブルの互換性問題
規格や速度が多種多様で、絶対に軽視してはならないUSB Type-Cケーブルの互換性問題

電子機器の廃棄量を大幅に低減させるため2024年の秋から、電子製品は全面的にUSB Type-Cコネクタによる充電に変更すると、先日欧州連合(EU)で議会の決議を得て正式に法律が制定されました。これにより今後より多くの電子製品はUSB Type-Cインターフェースを採用すると予測されます。同時に、大容量のモバイルバッテリーやPD充電器の給電ニーズもその影響を受け、電力仕様が48V/5Aに引き上げられるでしょう。 充電の他にも、USB Type-Cはスマホ・タブレットなどの小型デバイスとパソコン間の接続に使用されています。また、USB Type-Cを使用することで、モニターやSSDもより高いデータ伝送速度、及びより多くの種類の通信プロトコルに対応することとなります。しかし、インターフェースが全面的に統一されると、デバイス間の接続は本当により便利になるのか気になるところです。 USB Type-Cを使用している多様な製品、そのケーブルのスペックもさまざまで分かりにくい  USB Type-CにはUSB 3、USB4、Thunderbolt 3、Thunderbolt 4…などさまざまなプロトコルが含まれていて、異なる製品の利用において、対応するUSBバージョンと速度も異なります(下表)。 どれもUSB Type-Cインターフェースが使用されていますが、プロトコルのバージョンと速度が違うため、最高のパフォーマンスを得るためには、システム/デバイス/ケーブルがマッチングしていなければなりません。また、異なるデバイスやシステムでは、必要になるケーブルも同じとは限りません。 [...]