Category Archives: A/V関連記事

ライブ配信で音が出ない、映像が遅れる場合の対処法とは?実際のテストケースの考察から明らかに!

Allion Labs  ライブ配信の必須アイテム!ゲーム実況の強力なツール「ビデオキャプチャカード」 近年、ライブ配信市場が急拡大しており、中でもeスポーツゲームが最大のライブコンテンツとなっています。“リアルタイムな相互作用と高い臨場感”というライブ配信の特性によって視聴者が深く熱中するため、関連産業に大きなビジネスチャンスをもたらしており、人気のある配信者の実況や共有は、ゲーム開発会社の売上業績にも影響を及ぼしています。 ゲーム実況の応用シーンでは、PS5、Xbox、Switchなどのコンソールゲーム機での配信は、PC上での録画やリアルタイム配信よりも不便でした。そんな中「ビデオキャプチャカード(Video Capture Card)」が誕生したことで、ゲーム機とPCを接続するだけでこの問題が解決し、eスポーツ実況市場が再び活気づき、ビジネスチャンスも大幅に増加しました。しかし、ビデオキャプチャカードと周辺機器間の互換性は、配信のスムーズさに影響を及ぼす地雷となっています。 OMG!ライブ配信で音が出ない、映像が遅れる場合の対処法とは!? アリオンのeスポーツエコシステムコンサルタントチームが、お客様の製品が抱える問題を解決していく中で、ライブ配信の使用シーンで最もよく発生する問題が「音が出ない、または音が遅れる(ラグ)」ことであると判明しました。リアルタイムで相互作用のあるライブ配信において、この問題が配信者やユーザーの大きな悩みの種となっているでしょう。 ライブ配信のスムーズさに影響を与える原因は? 『アリオンのeスポーツエコシステム』コンサルタントチームは、PS5ゲーム機を実験例とし、まずゲーム実況配信者が最もよく使用するシーンを分析し、関連する機器(図1のような構成図)を接続した上で、最もよく利用されている実況配信ソフトウェアをインストールして、eスポーツゲームの実況エコロジーシーンを構築しました。次に、ノートパソコンやタブレットなど、ハードウェアやスペックの異なるデバイスを9台選択し、配信者が配信で使うデバイスをシミュレーションして可能な配信シーンをカバーしました。最後に、市販されている3つのビデオキャプチャカードを選んで、eスポーツゲームのライブ配信シーンに適用し、この製品の使用状況下で、ゲーム実況配信時に発生しそうな問題をシミュレーションして掘り起こしました。 以下に表した検証結果の表から、PS5はMac(M2)やDellを実況PCとして使用する場合、構築されたゲーム実況のエコシステムシーンの中で「音が出ない、音が小さい、または音が途切れる」といった問題が発生していることが分かります。 『アリオンのeスポーツエコシステム』のコンサルタントチームは、これらの音の問題に対してさらに詳細な検証と分析を加えたところ、原因となった2つの可能性を特定しました。 原因1:ノートパソコンが出荷時からインストールされるソフトウェア 原因2:オペレーティングシステムとオーディオチップのドライバー [...]

フィットネス機器がWiFiに繋がらない!フィットネス周辺製品に潜在的なリクスとは?

Allion Labs  「最近運動はしていますか。毎日何キロ走っていますか。ジム通っていますか。」など、このフレーズは日常においてもよく耳にする言葉です。今この画面を見ているあなたにとっても日々の運動は無視できないものですよね。現代人は毎日の仕事により生活リズムもなかなか安定しません。ただそんな中でも毎年健康やフィットネスを重視する人が増え続けているのも事実です。近年ではただ根気強く運動し、健康を維持する目的以外にも、各AIoT技術やスマートウェアの技術を通して各運動データや個人の身体データを測定、記録などを行えるものが主流になりつつあります。それは革新的な当人が自分のビッグデータの管理、分析をし、自分の運動データを可視化できるといったものです。 ビジネスチャンスが無限のフィットネス市場 Research Diveが発表した世界のオンライン/バーチャルフィットネス市場の分析結果によると、2021年の世界のオンライン/バーチャルフィットネス市場の規模は107.10億ドルまで昇り、今後年平均成長率は34.6%まで成長すると予想されております。また2031年までに世界のオンライン/バーチャルフィットネス市場は驚きの2043億594万ドルになると予想されています。 こんなにもビジネスチャンスが無限である市場から考えるに各スポーツ機器メーカーがAIoT技術を自社製品に導入し続けることは間違いないでしょう。またそれぞれ運動データを活用し、クラウドサーバーから専門的なAPPを組み合わせれば、ユーザー本人によりわかりやすいグラフでの報告分析を提供することができるようになり、自分の運動データと健康分析を明確に理解することができます。 フィットネス製品は多種多様でその種類は大きさとともに非常に幅広く、具体的にはスポーツバンド、スマートウォッチ、トレッドミル、フィットネスバイクなどがあります。しかしフィットネストレーナーのオンラインレッスンに参加したり、カメラを通して動作を確認する場合に、たとえ同じ製品であっても、使用状況や環境(室内や屋外)によって、スポーツデータの通信状況、アプリと携帯電話の互換性などが大きく異なります。そのためメーカーは製品発売前に品質チェックを十分にできなければ、製品が消費者の手に渡り製品を使用する際に大きな問題を抱える可能性が高くなってしまいます。 フィットネス製品のよくある問題とその事例について アリオンは長年にわたりフィットネス産業を研究対象とし、実際ユーザーはどのようなクレームや意見のフィードバックを寄せているのか分析しました。その中でも最もよく発生する電子関連の問題は主に以下の通りです: Wi-Fiがワイヤレスの基地局に繋がらない Wi-Fi 2.4G/5Gの切り替えに関する問題 オンライン授業中に映像や音声に遅延が発生する Bluetooth接続時、音楽の再生状況が格段に悪くなる [...]

ミニLEDの特徴とブルーミングの課題
ミニLEDの特徴とブルーミングの課題

Allion Labs / Abel Hsu   ミニLED (Mini-LED)とは? ディスプレイ技術は常に進化を続けており、初期のCRTから現在のLCDやOLED技術の時代に至るまで、いずれもコンピューターのコンテンツを表示するものですが、技術的なエネルギーは大きく異なります。LCDは液晶ディスプレイで、正式名称はliquid-crystal displayです。市場ではTFT技術を採用したLCDが主流で、技術原理はトランジスタを通じて電流が通ることで電場が変化し、光線の通過角度が変わり、LCDのガラス基板上のカラーフィルターを通過して異なる色が生成されます。 TFT-LCDは自己発光型ディスプレイではないため、バックライトを提供するために光源セットを使用しなければならなりません。LCD光源の提供については、現在LED技術の使用が主流となっており、LED技術は白色LEDとRGB LEDに分けられます。LED技術に基づいて開発されたディスプレイ技術にはMini-LEDとMicro-LEDがあり、両者の違いはLEDクリスタルのサイズです。今回ご紹介するのは、LEDバックライトをベースにした進化版で、新世代LCDのバックライトモジュールとして、Mini-LEDはサブミリ発光ダイオードと呼ばれ、技術的には約100㎛(ミクロン)サイズのLED結晶を指します。Micro-LEDは約10㎛サイズのマイクロ発光ダイオードディスプレイと呼ばれていますが、目下開発中の新しい技術であるため、この記事では触れません。   Local Dimming [...]

クラウドカメラで発見問題点とは?

Allion Labs / Goldberg Chen テクノロジーの進化により、通勤を含む仕事時間が生活の大部分を占めている私たちにとってはクラウドカメラの存在は、いつでもどこでもペット/乳幼児/目上の人の介護などに触れられる素晴らしいものです。それは何もプライベートだけでなく自宅の安全管理/環境保全/店内の人の流れ/医療介護/農場などのさまざまな場で活躍を広げています。 クラウドカメラの進化 クラウドカメラはネットや携帯アプリ、Webブラウザを通じて、家にいなくてもいつでもどこでも遠くの状態の確認ができます。リアルタイムの監視のみだった従来のカメラとは違いクラウドカメラは無線で使用が可能です。クラウドカメラは操作や監視の記録が取れるアプリがあったり、リアルタイムで通知が届いたり、簡単に保存できたり、双方から通話ができたり、アラームを設定できたりなど、多くの機能があります。このほかにも、もちろんカメラ/インターホンの多機能アプリケーションを有し、音声アシスタントも搭載しているため、より生活に溶け込み在宅の安全性とスマート化を向上させていると思われがちだが、その反面より多機能による問題も発見されています。 ユーザーフィードバックによって出た問題点 クラウドカメラは単なるビデオカメラではなく使いやすさがより重要です。このため簡単に設定ができる/安全で便利/操作しやすいといったことが何より大切になってきます。購入時にはそのほかの機能、アプリ使用時の便利さ、反応速度も見比べる必要があり、Wi-Fiなどの無線ネットワークの安定性もその重要な一環です。クラウドカメラの主要要素であるアプリ/携帯電話のOS/無線ネットワークによって問題が生じたり、ユーザーの不満を招いたりすることが多々あります。例を挙げるとすると以下のとおりです: 設定が難しく、手順が複雑でわかりにくい アプリと携帯電話/OSまたはその他の互換性の問題により、正常に動作しない 遠隔操作がスムーズではなく、遅延が生じる ネットワークが不安定で、常に途切れる 緊急時の通知が即座に作動しない [...]

LC3エンコーディングがもたらすBluetoothオーディオの新時代
LC3エンコーディングがもたらすBluetoothオーディオの新時代

Allion Labs 2023年のBluetooth SIGの報告によると、2027年には世界で約70億台ものBluetoothデバイスが存在し、その中でもオーディオ関連のデバイスが約15億台に上ると予想されています。下のグラフで示した調査では、今後5年間でLE-onlyのオーディオデバイスが従来のBluetoothオーディオ(A2DP)のアプリケーションに徐々に置き換わって、より省電力、より高音質、より高い圧縮率となり、個人向けの使用に合った製品になると予想されています。 Bluetooth LEオーディオ と LC3とは Bluetooth LEオーディオは、Bluetooth規格5.2以上に基づいた新しい技術であり、より高品質なオーディオ伝送を提供することが可能です。中でも新しいオーディオエンコーディングの技術であるLC3エンコーディングは、より効率のよいオーディオ圧縮と高音質を実現しています。 LC3エンコーディングは、通常ビデオ会議や音声通話など、低遅延のアプリケーションシーンで使用される低遅延オーディオエンコーディング技術です。高効率な圧縮を実現しつつ非常に低い遅延を保ちながら、より高い音質を提供することができます。 従来のオーディオエンコーディング技術に比べて、LC3エンコーディングにはより高い圧縮効率があり、同じデータ転送速度でより高音質なオーディオを伝送することができます。また、LC3エンコーディングはエラートレランス性能も高く、低品質のネットワーク環境下でも良好な音質を維持することも可能です。 また、LC3エンコーディングは可変ビットレート(VBR)エンコーディングをサポートしています。これは、転送プロセスにおいてエンコーダが音声信号の複雑さに基づいてエンコードレートを自動的に調整できることを意味し、より効率的な圧縮を実現しています。こうした技術は音声の伝送や保存に非常に役に立ち、より高品質な音声圧縮と高い音質を可能とするため、ユーザーはより高音質な音声体験を楽しむことができます。 過去のSBCエンコードに比べ、新しいBluetooth LC3エンコードは同じ転送速度でより高音質の音声を提供したり、低い転送速度ながら品質の高いコンテンツを提供することができます。これにより、開発者はより柔軟性をもってLC3エンコードで開発することが可能となり、音声品質や消費電力などの製品設計の上で、容易に優先順位を策定することができます。以下、LC3エンコードとSBCエンコードを比較しました。 [...]

タッチスクリーンの潜在的な問題とは
タッチスクリーンの潜在的な問題とは

Allion Labs / Goldberg Chen   タッチスクリーンは、その名前の通りスクリーンとタッチ機能を組み合わせ、機械的なボタンパネルに代わって、接触(指やスタイラスペン)することで入力信号を受信できる感応式ディスプレイデバイスです。 タッチスクリーンの用途は非常に広く、現代の生活の様々な場面で見られ、様々なタイプやサイズがあります。小さなものでは、スマートウォッチの様なウェアラブルデバイスや人々が手に持つスマートフォンなどが、大きなものでは、会議や教育で使われるインタラクティブタッチスクリーンや、商業用のタッチ式デジタルサイネージなどがあり、タッチスクリーンは現代の生活において広く利用され、重要な役割を果たしています。   生活の至るところにあるタッチスクリーン タッチスクリーン技術とそのアプリケーションは日々成熟しており、スムーズなタッチ体験やインターフェースのデザインで直感的に操作できることから、このインタラクティブな方法は世間に大きく受け入れられています。使用される関連製品には多くの種類があり、生活の至るところで見られます。以下は一般的な製品の例です。 これら2種類のタッチスクリーンは、いずれも仕事と学習に大きなメリットがあります。   ポータブル式タッチスクリーン ポータブル式タッチスクリーンは、ノートパソコンの画面拡張や、モバイルデバイスのディスプレイサイズを拡張するのに便利なため、ビジネスツールとして人気が高いです。ポータブル式タッチスクリーンは、デスクトップ型タッチスクリーンに比べてより柔軟な使い方ができ、オフィスや家の中、外出先でも簡単に画面を拡張することができるため、仕事の生産性を上げられるだけでなく、キャンプや移動中の娯楽を楽しむのにも適しています。 [...]

テレビ会議ディスプレイ(Webcam Monitor)におけるよくあるトラブルとは?

Allion Labs / Goldberg Chen   どっちもウェブカメラ?WebcamとIPcamの違いとは? 新型コロナウイルスパンデミックの影響により、リモート学習や在宅勤務を行う必要性が高まり、ビデオ通話やビデオ会議の需要が急増したことで、ウェブカメラの需要も拡大しています。この記事ではテレビ会議ディスプレイについて詳しく掘り下げ、よくあるトラブルや、これに対する対処法をご紹介します。 まずはウェブカメラとは何なのかを理解しましょう。ウェブカメラは、一般的な製品名としてビデオカメラ、ウェブカメラ、ネットワークカメラなど、色々な名称で呼ばれており、ビデオ通話やオンライン授業、ビデオ会議などで使用され、通常USBポートを介してコンピュータと接続します。   IPcamとは? IPカムはIPカメラやネットワークカメラとも呼ばれ、監視カメラ、ネットワーク監視カメラなどの一般的な製品名があります。その名称のせいかウェブカメラと混同されやすく、明確に区別がつかないことがあります。特に両者いずれにも「ネットワークカメラ」という名称を用いた製品があり、メーカーや販売プラットフォームによって混同されることがあるため、消費者は購入時に注意が必要です。 IPカメラは主にセキュリティと監視の目的で使用され、一般的にRJ-45ポートで接続されます。例外的にシャオミのMi HomeスマートカメラのようにRJ-45をサポートしていない製品もありますが、それでも同じタイプの製品に分類されます。また、IPカメラはコンピュータと連携する必要がなく、独立して動作し、ネットワークを介してリアルタイムで映像を送信することができます。   [...]

スマートテレビと周辺機器のメーカーはいかに他社と差別化すべきか

Allion Labs / Franck Chen 「スマートテレビ」と「OTTセットトップボックス」の成長トレンド早分かり スマートテレビは今や多くの液晶テレビに標準搭載され、ストリーミングビデオ鑑賞だけでなく、ゲーム、ビデオ会議、音声インタラクティブコミュニケーションなどの機能利用も可能となっています。スマートテレビの果たす役割はますます重要になり、別の角度から見れば、スマート機能はテレビ販売の差別化と言うよりも、もはや必需品となっています。Strategy Analyticsの研究によると、2020年から2026年までの間に、世界中の家庭におけるスマートテレビの普及率は、6.65億世帯(34%)から11億世帯(51%)に上昇すると予測されています。 その一方で急速に発展しているのが、OTT(Over The Top)のSTB(ビデオセットトップボックス)です。これらは、従来の衛星や地上波、ケーブルなどの事業者が展開する専用のブロードキャストネットワークを介さずに、一般的なインターネットを利用して視聴します。アメリカでは、OTTの視聴が徐々に有線テレビに置き換わりつつあり、ケーブルテレビの解約者が増加し、以前にテレビを全く見なかった人たちもOTTでの視聴を始めるなど、この製品への需要が急速に高まっています。Technavioの調査レポートによると、世界のOTTビデオセットトップボックス市場は、2021年から2026年までの期間に年平均成長率3%で拡大し続けると予測されています。 市場競争力とユーザーニーズの把握 『敵を知り己を知れば百戦危うからず』という言葉があります。各メーカーがスマートテレビやOTTビデオセットトップボックスという成長の見込みのある市場を攻略する際、市場に製品をリリースする前に、ユーザーニーズや潜在的なリスクを理解しないまま、市場競争力を把握せずに密室に閉じこもって製品を開発すると、昨今のインターネットによる急速な情報拡散の中で、製品リリース後に必要のないネガティブなレビューが多数出てしまうと、会社から開発およびテストに投入するコストが大幅に削減される憂き目に遭い、市場から淘汰される可能性さえあります。 以前は消費者の映像体験のほとんどがテレビで放送される番組や映画だったので、テレビ関連製品の購入時には解像度、色彩表示、音声出力の品質などが重要視されていました。しかし今日においては、テレビが”個人/家族向けの映像コンテンツ”、”ゲームエンターテイメント”、”音声アシスタント”、さらには”スマートホーム管理”や各ワイヤレス技術アプリケーションなどを楽しむスマートデバイスに進化しています。そのため現在の消費者は、総合的な”ユーザーエクスペリエンス”や”ウェブサイトのレビュー”、さらには製品のデザインや個人の好みなどの付加価値を考慮するようになりました。これらの要素は、現在のテレビの消費動向の変化や潜在的なユーザークレームの発生に影響を与えています。 スマートテレビでよくある質問とシナリオ [...]