Allion Labs
データセンターやクラウドストレージの新たな戦力 – PCIe 5.0 SSD
人工知能(AI)や機械学習(Machine Learning, ML)の爆発的な利用に伴い、データセンターやストレージサーバーに、より高性能で低遅延の高速データ転送が求められており、膨大なデータの計算とアクセスに対応するため、ストレージの容量と性能に対するニーズが前例のないほど高まっています。市場では、PCIe 5.0インターフェースがシステムやサーバーに実装・利用される状況も徐々に見られ、インターフェースの仕様データから見ると、PCIe 5.0の転送速度は前世代のPCIe 4.0の2倍であることが分かります。こうした利点を踏まえ、市場ではPCIe 5.0プロトコルに基づくSSDを発表しているメーカーもすでに存在しており、端末適用メーカーやサーバーメーカーにとって、信頼性の高い安定した高性能SSDをいかに選択するかが大きな課題となっています。
PCIe 5.0 SSDの課題
高速PCIe 5.0 SSDの検証は、各メーカーにとって大きな課題となっています。検証せずにシステムやサーバーに適用すると、安定効率を追求するサーバーにとっては時限爆弾となり、軽微な場合、転送性能が低くスペックに満たないため、ユーザーが遅延を感じてしまう可能性があり、深刻な場合には、耐久性が低くなり、クラッシュするリスクが発生します。では、選択したSSDが高い信頼性で、安定しており、高性能であることを確認するにはどうすればいいでしょうか?アリオンのコンサルティングチームが、これに対応する検証ソリューションを提供します。
アリオンは豊富なSSD検証経験があり、早くからSANBlaze社と協業し、PCIe 5.0 SSD検証プラットフォームであるSANBlaze RM5を導入しました。このプラットフォームは、ホットスワップに対応する、PCIe 5.0をサポートした16スロットのエンタープライズ向けNVMeテストデバイスです。このシステムにはユニークなモジュール設計があり、U.2/U.3、M.2および現在新しいサーバーアーキテクチャで導入されているEDSFF接続インターフェースのSSDに対応しています。下の図からもわかるように、PCIe 3.0〜5.0のどのインターフェースでも、SANBlaze RM5プラットフォームで検証テストサービスを行うことができます。
アリオンは専門的な機器を通じて多様な検証テストサービスを提供し、検証製品を全方位から解決できるようSSDメーカーを支援しています。以下の表は、基本的なI/Oコマンド、パフォーマンステストだけでなく、UNH/IOL関連のNVMeおよびMI検証を実行できることを示しています。もちろん、昨今のサーバースペックの新たなトレンドであるOCP検証1.0および2.0バージョンに関連するサービスも提供できます。将来のバージョンアップに伴い、OCP 2.5検証部分がリリースされ次第、タイムリーに検証サービスを提供することも可能です。
Test Scenario | Suite List |
Overall SSD Function/Performance/Power Testing | IOL NVMe Certification |
NVMe Generic I/O Commands | |
NVMe I/O Tests | |
NVMe Resets – all supported reset methods check | |
NVMe Namespace Management | |
NVMe Dual Port Drive Testing | |
NVMe SBExpress Hotplug and Link Testing | |
NVMe Miscellaneous Commands (e.g., Controller Memory Buffer) | |
NVMe MI Function Check | IOL NVMe MI Certification |
NVMe MI Basic Commands | |
NVMe MI Full Command Set | |
NVMe MI Vendor Defined Message Physical Layer Check | NVMe MI Full Command Set VDM |
IOL NVMe MI Certification VDM | |
Zoned Namespaces Certication | NVMe ZNS SBCert |
NVMe TCG Certication | NVMe TCG Opal/Ruby |
OCP SSD Certication | OCP V1.0 sepc |
OCP V2.0 spec | |
Endurance Testing | SSD_Endurance JEDEC Spec JESD219A. |
Faster、Easier、Better ― 最も信頼できるストレージ検証コンサルタント
アリオンには豊富な能力と経験があり、業種、製品ごとに総合的なテスト・ソリューションおよびコンサルティングを提供することで、製品仕様の策定や、購買要件のアドバイス、品質管理などに対応でき、ユーザー体験の向上を支援し、より速く、より簡単、より良い高品質のサービスを提供することができます。
Faster ー より迅速
アリオンは、業界をリードする高周波高速の設備を導入しており、お客様と協力してさまざまなSSD検証の問題に迅速に対処し、難題を解決できるようサポートしています。お客様がカスタマイズ検証をご希望の場合も、迅速に提案して解決をサポートします。
Easier ー より簡単
多様なテスト検証機器により、製品初期の信号問題から、製品リリース前の検証、高温振動や落下試験、製品リリース後の品質検査に至るまで、ワンストップでお客様にサービスを提供します。対応するサービスをアリオンがすべて提供することで、検証テストの対応窓口が見つからない、というお客様のお悩みを軽減します。
Better ー より正確
アリオンは先進的なハイエンド機器、専門の技術チーム、充実したテスト環境と機器を完備しています。製品に関連する潜在的なリスクが発見されれば、アリオンはお客様と共に問題の発生原因を明らかにし、同時にお客様が迅速な意思決定と問題解決ができるよう、トラブルシューティングサポートとソリューション提案を行います。
関連の検証テストサービスについてより詳しい情報をお求めの場合は、アリオンのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
- サーバー検証サービス:https://www.allion.co.jp/server-validation/
- ユーザー信頼性検証:https://www.allion.co.jp/test-lab/user_reliability/
- HALT試験:https://www.allion.co.jp/test-lab/halt-test-lab/
- アリオンPCIe電気検証自動化ソリューション (APMS):https://www.allion.co.jp/ai-solution/product_pcie_measurement_system/