OpenSync

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2023年3月開催されたOpenSync Summitでアリオンは、世界初のOpenSyncTM認定試験ラボ(Authorized Vendor Test Lab:AVL)として正式にアナウンスされました。

この認定により、世界の通信事業者やネットワーク製品ベンダーに向けて、CPEデバイスやルーターなどの無線製品を対象にOpenSync認証プログラムおよびコンサルティングサービスの提供が可能となります。

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OpenSyncTMとは

OpenSyncTMは、CPE(Customer Premises Equipment)やコンシューマ向けネットワーク機器を対象とし、プログラマブルなサービスを提供・変更できる唯一のオープンソースフレームワークです。様々なデバイスとソフトウェアプラットフォーム間でシームレスに動作でき、信頼性および安全性を強化し、インターネット体験をより快適にします。

2023年3月開催されたOpenSync SummitでPlumeにより初めてアナウンスされた

図:2023年3月開催されたOpenSync SummitでPlumeにより初めてアナウンスされた(Source

OpenSync認証プログラム

2023年3月開催されたOpenSync Summitでアリオンは、OpenSyncTMの認定試験ラボ(Authorized Vendor Test Lab:AVL)として正式アナウンスされました。これにより、CPEデバイスやルーターなどの無線製品を対象にOpenSync認証プログラムおよびコンサルティングサービスの提供が可能となります。

製品の利用シーンによって、家庭向けの「HomePass」およびオフィス向けの「WorkPass」といった2つのテストカテゴリに分けられます。

OpenSync認証プログラムは、OpenSyncTMの統合プロセスの最終段階として、OpenSyncTM検証を実施し、関連製品がPlumeクラウドエコシステムにおける互換性を評価します。

OpenSync認証プログラムは、OpenSyncTMの統合プロセスの最終段階として、OpenSyncTM検証を実施し、関連製品がPlumeクラウドエコシステムにおける互換性を評価します。

 テスト項目 

テスト項目は以下が含まれています。

1. ファームウェア更新検証テスト(FRV、Firmware Release Verification)

2. ユーザー体験テスト(CXT、Customer Experience Testing)

3. セキュリティテスト(SEC、Security Testing)

1. ファームウェア更新検証テスト(FRV、Firmware Release Verification)

  • テストスイートを全面的に実行し、重要なテストケースは優先的に実行される(開発段階においてデバッグするイメージ)
  • ブリッジとルーターのネットワークモードテスト*
  • パフォーマンステスト
  • 関連するサードパーティサービスによる速度テスト*
  • ファームウェア更新*

*:機能がサポートする場合

2. ユーザー体験テスト(CXT、Customer Experience Testing)

  • ベータ段階におけるクラウドでのテスト
  • モバイルアプリ体験テスト*
  • 音声・映像ストリーミングサービスおよびVPNの検証
  • 実環境でのパフォーマンス
  • ユーザーエクスペリエンス評価(顧客サポート、安定性、ネットワーク応答性)
  • 限れたWi-Fi電波範囲での相互接続性テスト
  • ブリッジおよびルーターのネットワークモードテスト*
  • サポート性の評価

*:機能がサポートする場合

3. セキュリティテスト(SEC、Security Testing)

  • セキュアストレージと証明の管理・検証
  • デバイスハードニングに対応するリモートアクセス*
  • デバイスハードニングに対応しないリモートアクセス(デバイスハードニングがサポートされていない場合)
  • ファームウェアのアップグレードテスト*
  • 21番ポートを評価

*:機能がサポートする場合

詳しくはOpenSyn公式サイトよりをご覧頂くか、アリオンまでご連絡ください。

OpenSyncTM利用時のメリット

【通信サービスプロバイダー(CSP)側】

OpenSyncTMにより、数々のシステムを統一できるプラットフォームを利用することが可能です。

  • ハードウェアに依存しない独立性により、新たな収益を確保
  • 既存のハードウェアを活用し、サービスの向上に貢献
  • 既存のサービスに影響しない上で、ハードウェアを変更または維持するかを選択できるようにする
  • OpenSync対応デバイスをクラウドで管理でき、アープ(ARPU, Average Revenue Per User)の増加とコスト削減を実現

【デバイスを製造するメーカー・ブランド側】

OpenSyncTMにより、競争力を高めることができます。

  • 新しいクラウド型のサービスをサポートすることで、デバイスにある価値を強化
  • 4500万世帯を超える顧客へのアクセスが可能で、知名度を拡大する
  • 製品の使用状態による利用時のリアルタイムデータとその行動トレンドを確認可能

【デベロッパー・開発者側】

OpenSyncTMにより、革新的な価値をもたらします。

  • Northbound APIとユニットアプリケーションを使用し、独自のクラウドを構築
  • 同じ志を持つ開発者のコミュニティで、関係者と深い情報交換も可能

アリオンは認証試験の実施だけでなく、事前試験およびカスタマイズされた試験を提供することができ、OpenSyncが正しく実装されていることを確認します。