Wi-SUN

Wi-SUNは低消費電力・高い互換性・設置しやすさ・メッシュネットワークといった特徴を備えており、スマートメーターやホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)のコントローラなどに広く利用されています。「Wi-SUN Certified™」は、Wi-SUN Allianceから発足した認証プログラムで、認証を通して製品の品質や企業イメージの向上を目的としています。

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Wi-SUNとは?

便利で高性能なスマートホーム・スマートシティの創生を掲げる現代において、すべてのものをインターネットに接続させるだけでなく、環境に優しい「スマートエネルギー」の利用も大きな課題になっています。Wi-SUNはIEEE 802.15.4g規格をベースに、遠距離通信・低消費電力・高いコストパフォーマンスといった特徴を持つため、高性能なエネルギーマネジメントソリューションとなっています。例えば、スマートメーターがWi-SUN通信技術に対応する場合、利用者はホームエネルギーマネジメントシステム(Home Energy Management System, HEMS)のコントローラと専用アプリを使い、家中の電子製品の電力消費を把握し、電気代の目安を設定することができます。電力会社も電力消費を正確に分析し、エネルギー管理を自ら最適化することができます。これで省エネの効果が期待できるでしょう。

今のところ、Wi-SUNは二つの分野に活用されています。一つはフィールドエリアネットワーク(Field Area Network, FAN)で、もう一つはホームエリアネットワーク(Home Area Network, HAN)です。

フィールドエリアネットワーク(Field Area Network, FAN)

FANは主に大型フィールドにある施設に利用されています。例えばスマートグリッド・スマート街路灯などのように、公共設備を同じフィールドにあるネットワークに接続させ、相互アクセスを可能にします。

図:FAN内の大型設備で運用できます。

FAN認証試験のプロセス

ホームエリアネットワーク(Home Area Network, HAN)

ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)のコントローラを通して、HANはスマート家電をスマートメーターに接続させることができます。リアルタイムでスマート家電の電力消費をモニタリングするだけでなく、スマートメーターを通して、スマートシティなどFANの応用フィールドにアクセスさせ、スマートホームの設置環境を構築することもできます。

図:HANの通信方式

アリオンの強み

アリオンはWi-SUN Allianceに認定された認証試験機関(Authorized Test Lab, ATL)として、豊富な無線通信分野における経験と技術を活かしたトータルソリューションを提供しています。また、アリオンの接続互換性検証では、市場にリリースされる前の段階で他社の製品(ソフトウェア/ハードウェア)と相互運用性が確保できているかしっかり確認します。

Wi-SUN Allianceについて

Wi-SUN Allianceは2012年に設立された国際非営利団体です。IEEE 802.15.4g規格をベースに、FAN及びHANにおける無線通信技術の応用、そして「Wi-SUN Certified™」製品認証を推進することで、スマートグリッドとスマートシティの発展に注力しています。Wi-SUN Allianceの情報と動向をもっと知りたいなら、Wi-SUNの公式サイトをご参照ください。